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 女はそれに逆らえない 

わたくし、黒い万年筆に関心が「ほとんど」ありません。
人様が持っていらして使ってらっしゃるのを見るのは好きですが
自分のものにしたいかというと「まったく」思いません。

わたくし、キャップの頭と尻軸が丸い、
所謂バランス型に「あまり」愛がありません。
使ってみて惚れ込んだプラチナのセンチュリーのような例外はありますが、
基本、ベスト型を好みます。

わたくし、モンブランに「さして」憧れがありません。
万年筆の代名詞のようなものと分かってはおりますが、
モンブランの万年筆は私の好む可愛らしさに欠けます。
あと、お値段にまったく可愛気がないのが大きな問題。

ここまで並べたら勘のいい方ならピンと来るものがあるでしょう。
父のペン類整理の際に出てきた1本。
黒軸でバランス型でモンブラン。
普段の私ならスルー対象でしかないんですが。
発見後、すみやかに私のペンケースに引っ越していただきました。
私の手に合う、クラシック・サイズということも大きかったかもしれません。

ものすごく分かりやすい傷物
(一体何があったのかキャップリングにすごい削れ&ネーム入り)
なので売れるわけもないでしょうけれど使うだけなら問題はない。
ネームも本名でなく洗礼名だし、人に見られても平気。
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私のそんな些細なこだわりの数々を吹き飛ばした1本は。
MONTBLANC マイスターシュテック ダイヤモンド クラシック
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キャップの先端にレジンで封じられたホワイトスターのダイヤモンド。
うん、それが全てです。
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アクセサリーを選ぶ際も、私がこれまでダイヤを選んだことはありません。
ピンクトルマリン、アクアマリン、ペリドット、タンザナイト、ガーネット
このあたりがほとんどです。
つまり可愛らしくきれいで美味しそうな色目のカラーストーン。
「宝石」というにはちと格の落ちる「貴石」のグループ。
うん?高額な宝石にも憧れて欲しいと思うものもありますよ?
パパラチア・サファイヤは素直に欲しいです。
だってきれいなピンクだし!(ぶれないな、自分)

ダイヤと言ってもピンからキリまでありますので
ぷちっとしたアクセサリーくらいでしたら私にも入手は可能です。
でも本当にこれまで欲しいとも思わなかったんですね。
仕事の関係で一時期そういったものを見る機会も多かったのにも関わらず。

それが、万年筆に付いている。
何故かときめきが止められない!
指輪でもペンダントでもなく万年筆にときめくとか!
……いつの間にこんな立派な万年筆馬鹿になったものやら。



モンブラン マイスターシュテック ダイヤモンド クラシック
14K-F(多分F)
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両用式
モンブラン「オイスターグレイ」使用


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 ペンケースは2つある 

雑誌「趣味の文房具」に、「あなたのペンケース見せてください」みたいなコーナーがあるでしょう?
あれ、一度受けてみたいなあ、って思うんですよね。
自分の写真と名前と年齢が出ないなら!(笑)
なので実際取材依頼されても断るでしょうけれど、
実際に見せたら驚かれる自信はある。

外出の際には、メインバッグ(ちいさい)とサブバッグ(大きい)の2つのバッグを持ちます。
で、万年筆専用のペンケースがまずあって。
更にどちらのバッグにもペンケースが入っています。
サイズの問題でどちらも自作。
いい加減汚れてますが、気にしない!
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共通して入っているのは
シャーペン・ボールペン・フリクション・シャーペンの芯・ハサミ・定規。
大きい方には修正テープ、テープ糊、ホッチキス、マスキングテープ、印鑑、朱肉、
そしてLamyのSafariが更に入っています。

以前記事にもした気がしますが、この大小のペンケースには拘りというか決まりがあります。
必ず、ピンクであること。
ピンク以外で必要な文房具があれば、それはペンケース以外のバッグポケットなどに収納。

決まりその2。
ピンクの色目を揃えること。

ピンクと一口に言っても色目は幅広いです。
薄いパステルピンクから濃いオペラピンクまで。
高瀬はどちらのピンクも大好物なのですが、
商品展開がどちらも取り扱っている場合があり、
そんな時、どちらを選ぶか迷ってしまいます。
迷った挙句に出した結論が「両方」入手して「両方」使う、でした。

ただ入手しやすい傾向というものもあり、
文具として濃い目のピンクの方が色々揃えやすいです。
なので、大きめペンケースに濃いめピンク、
小さ目ペンケースに薄いピンク、となりました。

さて、ここまで来たら内容を察する方もいらっしゃるかもです。
小さ目ペンケースには万年筆が入っていません。
いえ、過去に何度か入れていたことはあるのです。
低価格で気楽な薄いピンクの万年筆もいくつか所持していますから。
でもどれも長続きしなかったのです。

万年筆を使う場合、素直に万年筆専門ペンケースのものを使います。
ですから使用頻度がおそろしく低い。
かつ低額万年筆であっても、素で放り込むのには抵抗があります。
ペンシースを使えばいいのですが、
小さ目ペンケースは本当に容量が少なく、嵩張らせたくありません。
(小さ目バッグの中に入れるのでわざと小さ目に作りましたし)

とは言え、入っていないからと不便さが特にあるわけでもなく。
ほとんど自己満足のためですから優先度も低いものでした。
入っていたらいいなぁ、くらいの。

そうです。
ですから発売は知っていても買うつもりはなかったんです。
でも実物を見たら、その色目の可愛さに完敗。
これは小さ目ペンケースに入るしかないでしょう!
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2019年のLamy Safariの限定、パステル3本組のピンクです。
他の2色も可愛くてですねえ、……自制しました。
ペン先は過去に購入したのがMだったのでFに。

帰宅して探してみたら、予備に持っていたはずのコンバーターがありません。
あまりにも使わないから人にあげちゃった可能性が高い。
で、持ってる方も洗浄したら、3日かけてもコンバーターから色が出る。
消耗品には違いないし、
こりゃだめだとコンバーター2本買ってきました。

それから更に、どのインクを使うかのコンペティションです。
他にもインクを選びたいペンがあったので。
コンペできるくらいピンクのインクを持っている自分に笑います。
今回の意図からコンペ参加できなかったピンクももちろんありまして、
とりあえず用意した8色の中から選びました。
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オペラピンクにはACTクリエーターズBOX「秋桜色」
パステルピンクにはJR大阪駅伊勢丹三越「Light Pink」で決定。

我が家では不遇のペンでしたが、本当に書きやすくて。
使うと思わず万年筆初心者さんにプレゼントしたくなります。
……その為にわざわざ買ったりはしませんが。

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どうです?違和感ないでしょう?
2009年と2019年のちょうど十年あいたピンクの限定が、この色目で本当に満足です。

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LAMY Safari 2019 Limited Edition <Powder Rose>
ペン先:スティールF
両用式、コンバーター使用

 百合に捧げる3本の剣 

「よくもまあ、家族に内緒でこんなもの…(以下略)」
と何回思ったことでしょう。
ちなみにこれが最初でも最後でもないあたりがポイント。
正直、父とは血縁を意識せずにはいられません。

はいはい、モンブランですね、限定ですね、作家シリーズですね。デュマですか。
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……待て。
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まさかの本物の三銃士とは。
はい、万年筆、ボールペン、メカニカルペンシルの3本セットでございました!

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これがモンブランがやらかしたというサインですか。
なんでも発売当初、父親でなく息子のサインつけちゃったらしいですね。
後で回収して新しく父親のサインで作り直したとか。
息子のサイン入りの方が価値ありそうですが、
我が家にあるということからこれは父親の正しいサインと思われます。
(多分、馬鹿丁寧に交換に応じていると思う)

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この軸は正直微妙だと思う。
なんだろう、岩っぽいから巌窟王モチーフ?

ともかく私の興味はBPとMPにありません。
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これはコンデジのジュエルちゃんで撮影したものです。
苦手なペン先がんばりました。
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クリップがサーベル柄なのが一番好きなポイントです。


デュマは、それこそ中学1年生のころに面白いからと父に勧められて『三銃士』を読みました。
マジで文学少女と呼ばれていた遠い昔です(その後転落)。
で、さすがに潔癖でして。
ヒロインのコンスタンスが「人妻」というのがどうしても納得いかなかった!
というか、ダルタニャン以外の三銃士のお相手も全員人妻ですよね?
お前らには不倫への疑問や抵抗はないんか!?
……なので、いつもなら物語にどっぷり浸りこむタイプなのにあまり集中して読めず、
更に続編を勧めてくる父にお断りしました。
むしろ『モンテ・クリスト伯』にははまりましたよ?

息子の方は『椿姫』しか知りませんが、読んだか定かではないのです。
『椿姫』に影響を与えたといわれる『マノン・レスコー』は読んだとはっきり覚えているのに。
はい、不倫よりも娼婦に抵抗がありませんでした(笑)

そんなことをつらつらと思い出しながら、三銃士たちにはよそに旅立ってもらいました。
いやだって、この万年筆149サイズだから使わないし、軸も好みじゃないし。
どう見ても私には合わないからね。
家に残すより彼らもきっと幸せになったでしょう。
めでたし、めでたし。


 赤司征十郎スペシャル(高瀬微改造) 

もう随分前のことになってしまいますが、
セーラー万年筆と『黒子のバスケ』のコラボ万年筆の記事を書きました。
要約すると「金ペンじゃないのに高い!&デザイン微妙!」
……今でもその感想は変わりませんがね?

さてその年の年末。東京にてジャンプフェスタが行われました。
少年ジャンプ関連の作品のステージイベントだとか物販とかあるんです。
興味がないとは言いません。いやむしろ過剰なほどある。
でも時期が悪いんで休めませんし、
うっかり東京なんか行った日には
文房具だの文房具だの文房具だのの散財が通常の数倍確実になされるわけで。
行かない方がいいと理性も強く言ってきます。
でも、そこに行く人があればお買い物の一つや二つや三っつや四っつ…以上、
頼むのも不思議じゃなく自然でしょう?

そんなわけで、私は『黒子のバスケ』コラボの先行販売でインクを買ってきてもらったのです。
もちろん赤司(関係ありませんが赤司征十郎が予測変換で出るのにびっくり)のインク。
イメージカラーのきれいな赤のインクで、「黎明」と名付けられています。
言葉の意味を考えると朱色っぽいとかオレンジっぽくなりそうですが、
朱ではなく赤――紅(くれない)系統の色ですね。
好みの赤です。

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赤インクコレクションがまた一壜増えた、ではしかし終わりません。
せっかくインクがあるのだから「赤司征十郎万年筆を作ろう!」
……こう考えてしまい、かつ実行してしまうのが高瀬です。

そこで最初に、きれいな赤い軸の万年筆を入手することから始めました。
選んだのがこちら。
プロフィットカラーの赤。
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きれいな赤軸には違いありませんが、キャップのリングとクリップが安っぽい(実際価格も低い)。
――赤司というキャラは、確か財閥系か何かの非常なお金持ちの坊ちゃまで。
しかもキャラの立ち位置として王様ポジ。
「赤司サマにはこんな安っぽいペンは似合わない!」
しかも金ペン以外はおよびでない。
買う前に気づけという話です。

そこで金ペン先を入手する目的で購入されたのがこちら。
プロフィット・マルーンです。
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赤なのか栗色(茶系)なのか、はっきりせえ、という色ですが、
ぐっと高級感があります。

ですが、プロフィット・マルーンはプロフィット・マルーンでしかなく、
赤司征十郎万年筆とは言えません。
しかもご存じかとも思いますが、高瀬は断然、プロフィットよりプロギア派。
そんな折に思い出されたのが、
新品未使用で入手だけして放置していたプロギアスリム・スケルトン。
スケルトンの軸に金トリムが美しい一本です。
スケルトンは勿論赤軸ではありません。
けれどスケルトンは自由なペン。
インクの色を最高に活かせる軸です。
これならば、クリップもリングも、ペン先すら申し分ありません。
更に、赤司はバスケ選手としてはかなり小柄。
サイズ小さ目のプロギアスリムもよりイメージに近い、はず。

ただね。
それだけじゃ赤司征十郎万年筆というのには弱い気がしまして。
気が付いたらマルーンと首軸交換という暴挙に出ておりました。
これが、私にははまりました。
もうこれでいこう。
残念ながらこの頃、市販していたセーラーのコンバーターの金属部分は銀色のみ。
JR大阪駅三越伊勢丹オリジナル・プロカラー・スケルトンからコンバーターを奪い、
コンバーターに金彩蒔絵ステッカーの桜を貼ってみました。

これで、高瀬の赤司征十郎万年筆は完成となります。
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満足はしましたがしかし。
コラボ万年筆を素直に購入していた方が結果的に安くついたというオチでした。
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 久々のインク工房 

6月15日、高瀬休日。
時間不明の宅配便を待っていたら、思いの外早く午前中に届く。
余裕ができたので、昼食をとりながらPCを眺め、
何気なくセーラーのHPを覗き、更に何気なくイベント情報を見たら……
当日、しかも京都でインク工房やってる!
こりゃ行くしかないでしょう!

というわけで行ってきました。
京都三条寺町「文房具tag」。
いつの間にこんなところに出店してたんだか。
あ、一周年ですか、そうですか。

で、直観の導くまま店内をうろつき、会場に到達。
折しも丁度、前の人が立ち上がったところ。
周囲にはブレンダーさんとセーラーの人とお店の人のみ。

なので「行けますか?」と聞いてみたら予約が何人も入っているとのこと。
とりあえず自分も予約をし、時間くるまでどうしようかな~とりあえず店内見てよ~
と、会場付近の商品を眺めていると何故か呼ばれる。
なんか丁度ぽっかり空き時間ができたらしく、よろしければどうぞと。
よろしいに決まっています。

さて今回のインクブレンダー高橋さんはお初です。
優しそうなお兄さん。
さっそく、おもむろにロングプロダクツのアクアマリンを取り出し、
「この軸色をお願いします」

アクアマリンは気温が上昇しだすと使いたくなるペンでして。
何せ透けてて涼し気な軸ですから。
今から用意しておいたらいいかな、と。
……インク工房4回目にしてはじめて赤系以外の色です!

アクアマリンにはこれまで、
廃盤になってしまった伊東屋のムーンシャワーばかり使ってきました。
何せ同じインクはもうありませんし、
最初はムーンシャワーと同じに見える色を作ってもらおうかとも考えていました。
ただ、ムーンシャワーって、青系なんだよね。
そしてアクアマリンの軸は緑がかってもおります。
ならば新しく作ってもらう方がいいかな~と。

さて高橋さんと軽くお話ししていたら、1回目の調色でもうかなり似ている色が作られてきました。
もう、それで決定してもいいくらい。
けれど私はインクならば青よりも緑を愛する女。
もうちょっとだけ緑足してもらって完成です。
命名。中二病気味だけど「海の雫」としました。
まあ、アクアドロップですな。

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アクアマリンはFなんで文字だと濃く青が強く見えますが、
綿棒で引いた太い線だと見事に軸色と同じです。
面白いなあ。
ともあれ満足。

もちろんインク工房ですから?
「あれ」はお買い上げです。
通常のスケルトンふでDEまんねんと
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スケルトンのプロフィットふでDEまんねんですよ!
これが欲しかったんだ!
インク工房でなら買えると聞いてたんだけど。

キャンディを弄って「キャンディDEまんねん」作ってたんですが、
キャンディってペンケースに入れて持ち歩いているとキャップがすぐ緩んで
使うより蒸発する方が多いのが難点でした。
プロフィットなら、多分マシなんじゃないかと期待しています。

ふでDEまんねんと言えば、なんかピンク出たらしいじゃないですか。
実物見たら「とりあえず1本行っとこうか」になるでしょうけれど
まだ実物にはお目にかかっていません。
通常サイズのふでDEまんねんは軸が長すぎてペンケースに入らないから
家専用になるしかないんですけどね。

インク工房を済ませた後も店内であれやこれやと買い込んで
なかなかな散財をしましたが、
それらはまた次の機会に。

そうそう、せっかくのセーラーのインク工房ですから、
トートバッグをわざわざ「セーラーインキ」柄のにし、
ペンケースにも何本かセーラーを連れていきました。
……うっかりセルフ改造品がまじってたりもしましたが。
自己責任だから大丈夫!

そして店内回遊していると私の後のお客さんがまた無茶な注文をしており、
ちょっと笑ってしまいました。
がんばれ高橋さん! またよろしくね!








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高瀬あずみ

Author:高瀬あずみ
関西在住。持ち物をピンクで揃えようと努力中。

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