2013年04月の記事一覧 

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 書架(2)『彗星狩り』 

ほら、今『宇宙兄弟』とか人気じゃないですか。
実際面白いですよね。
宇宙にはロマンがあるし!

……そう思う人にオススメなのが今回紹介する
笹本祐一著「星のパイロット」シリーズ2『彗星狩り』(全2巻)。
普通ならばシリーズ第一作目を紹介するとかシリーズ全体を紹介するものでしょうけれど、
だって、この話が一番面白いんだもの!!!

実は私、この話を紹介するのは初めてではありません。
今ログインできず放置している2つのHPや、mixiでも紹介した気がします。
それくらい好きで好きでたまらなくて、できるだけ皆に知ってもらいたい。
時折やたら読みたくなり、しかし我が家での発掘が困難だったりするので
おそらく3回は旧ソノラマ文庫版を買いなおしておりました。
ソノラマ文庫はなくなってしまいましたが、親会社の朝日新聞が朝日ノベルズで復活させてくれました!
大好きだ、朝日ノベルズ!おかげで『龍の七部族』も読めたし!!!

彗星狩り(上) 星のパイロット 2 (朝日ノベルズ)彗星狩り(上) 星のパイロット 2 (朝日ノベルズ)
(2013/02/20)
笹本祐一

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彗星狩り(下) 星のパイロット2 (朝日ノベルズ)彗星狩り(下) 星のパイロット2 (朝日ノベルズ)
(2013/03/19)
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1作目にあたる『星のパイロット』をまず簡単に紹介すると、
アメリカ西海岸の砂漠ハードレイクにある弱小民間航空宇宙会社「スペース・プランニング」社に、
新人宇宙パイロットの羽山美紀がやってきて宇宙へ出るというお話。

そこから分かるように、近未来が舞台。
宇宙開発も民間が進出している時代で、
我らがスペース・プランニングもおんぼろロケットで衛星軌道までの荷運びなんかを中心にやっている。
社長をはじめ、メンバーは性格も経歴も超個性的な少数精鋭。

さて2作目たる『彗星狩り』だが、社長のジェニファーが元夫への意地から手を出したのが、
破産した大会社が持っていた彗星の権利をめぐっての一大レースだった。
勝者は有人宇宙船でくだんの彗星に真っ先にたどり着いた者。
いくら地球に近づいてくる彗星とはいえ、そこまで遠方に有人宇宙船が飛んだことは「まだない」のに。
弱小会社にはそもそも衛星軌道まで出るのがやっとの機体しかなく、
宇宙船を作ることから始めなくてはならないのだ!
……それもスクラップから部品取りして。
金もない、機体もない、人材もない、時間もない!
文庫発売時上中下の3巻ものだったこの『彗星狩り』、中巻でまだ宇宙船作ってたりするという……。
ようやくレースに参加したものの、天災人災降りかかり、トラブル満載。
果たして彗星狩りレースの行方は!?

例えばSFの祖と言われるジュール・ヴェルヌだって『80日間世界一周』を書いていた。
目的地までレースするという映画なんかも数多い。
思いっきりエンターテイメントのど真ん中。
どこかでこの話をチキチキレースと言ってる人がいたけれど、よく知らない。
でもなんとなく推察できるというもので。
レースが始まる前も、始まってからも、とにかく面白い。
だいたい、弱小が大手に立ち向かうってだけで、どんなジャンルでも面白いというもの。

ところでこのシリーズ、美紀が暫定主人公のような形なんだけれど、
「ヒロイン」ではないと思う。
なんかこう、ヒロインというには色気その他が足りなさ過ぎるし
「彗星狩り」から登場する少女、スゥがシリーズ後半のヒロイン(断言)だし。
でもって、裏主人公というべき人物がいる。
スペース・プランニングの飛行計画責任者(ミッション・ディレクター)のマリオ。
カリフォルニア大学に10歳前後で飛び級入学(後、中退)した天才少年で
先天か後天か不明だが足が不自由で車椅子愛用するミドルティーン。
設定こそライトノベルらしいけれど、宇宙船を飛ばすのはパイロットだけの仕事ではない、
と強く教えてくれる存在なのだ。

私には科学的な考証はできないけれど、1998年に出版されたこの物語、
十数年たったわけだけれど、それほど誤謬はないのではと思う。
ロケットの打ち上げを見るのが趣味になったそうだし。
ちなみに年代を感じたのが日本の宇宙開発事業団の名前がJAXAでなく
その前身のNASDAで出てきたことくらいかも。
これ書くために読み返していてようやく気が付いたんだけど。

ところで告白。
本屋の店頭で買うんだ!と心に決めているのに、本屋にさっぱりないんです。
なのでまだ朝日ノベルズ版は持っていません。
これを読んで興味もたれた方はamazonでの購入が手っ取り早いと思います。
せっかくなのでシリーズ1作目も貼っておきます。
順次、残りの2作も発売されるかと。
同じ作者の『ミニスカ・パイレーツ』もアニメ化だか映画化だかされるようなので
集めるなら今のうち、かも。
デビューシリーズの『妖精作戦』はたしか創元推理文庫で出直してたはず。
漫画とアニメで育った世代の最初のラノベ作家と言ってもいいんじゃないかと思います。
星のパイロット (朝日ノベルズ)星のパイロット (朝日ノベルズ)
(2012/07/20)
笹本 祐一

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Author:高瀬あずみ
関西在住。持ち物をピンクで揃えようと努力中。

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