スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


 3度目の正直~Campo Marzioの罠 

このブログの初期に『魅惑のCampo Marzioたち』並びに『Campo Marzioたち第二段』にて紹介した
イタリア製の可愛い万年筆。Campo MarzioのMinny。
色かわいい、サイズかわいいと、馬鹿なことに6色も集めてしまったわけですが。
cm3
『可愛いは正義』を合言葉にするにしても、やはり限度はあるよなあ、
というのが今回の記事です。

万年筆にだいぶ慣れてきた現在、わかることもあります。
例えば使われているペン先はシュミット製だなあ、とか。
シュミットのペン先はオリジナル万年筆などで何度も手にしてきましたので
私の好みより字幅は太いけれど、格別に悪くはありません。
というか、フツー?

ただたぶん、ペン芯が悪い。
6色あって2本ほどインクが素直におりてきません。
だから書けない。
書けないからストレスになる。
ゴム板を使っても素直に抜けない(多少引っ張り出せはしましたが)ので
他社のペン芯を使ってみることもできませんので、予想ですけれど。
でもそれは具合の悪いペン先を首軸ごと交換してやればいいだけで。
6本あればそんなこともできるというもの。
何しろ、結局ピンクとオレンジくらいしか使ってないから。
……それだけならよかったんですけれど。

最愛のピンク、こいつのキャップがいかれました。
IMGP6381.jpg
ぱちん!と小気味よく閉まる嵌合式のキャップ。
でもそれは単にインナーキャップ頼りの小気味よさにすぎなかったようで
何をどうやっても閉まらなくなりました。
キャップの閉まらない万年筆なぞ使えるわけがありません。
こればかりは他の色と取り替えるわけにもいきませんし。

ところでこういった問題は、往々にして保障期間後に発見もしくは発生すると
相場が決まっております。
しかもCampo Marzioの保障期間はわずか1ヶ月なんです!
いくらなんでも短すぎる。
それでも初代ピンクのインクが出ない個体は、購入店舗で交換してもらえました。
ただキャップについてはどうにもならない……。
そしてCampo Marzioの「万年筆」はもう市場にありません。
少なくとも国内では。
イタリアの本社に行けばあるのかもしれませんけどね。
店舗在庫もほとんどないと思います。
全色欲しいと思って調べまくりましたから。

でも私にとってピンクは特別な色。
キャップが閉まらなくて使うこともペンケースに刺しておくこともできないのに、
どうしても捨てることができません。
袋入りにされたピンクを見るたびに襲う微妙な気持ち。

ところで少し前に偶然に教えてもらったネット店舗で、
このCampo MarzioのMinny、それもピンクだけが販売しているのを見つけました。
……気が付いたらカートに入れていましたとも。
何が悲しくてまったく同じペンを2本も3本も……。
だってやっぱり可愛いんだもの! 無視できないんだもの!
IMGP6383.jpg

ちなみに申しますとこのペン、透明プレラと値段変わらないんですよ。
透明プレラなら確実に書けるし、故障してもパイロットなら大安心!
……なんという差でしょう。
書けないかもしれないペンなのに。
イタリア製万年筆、下手すりゃ「きれいな(だけの)棒」とはよく言ったものだわ。
これは高額とはとても言えませんけれどね。

ところでキャップがダメになったのはピンクだけなんです。
これはピンクが一番使って、ぱちんぱちんやってたからではないかと。
ですから。
わたくし、このピンクは最初から使うつもりありません。
ええ、もうコレクション品ですとも!
そう割り切るしかありません。

「初めて万年筆を使う」人に薦める万年筆は、色々あるでしょう。
でも私は少なくともCampo Marzioを薦めることはありません。
どんなに可愛くても、そもそも市場に出回っていない時点でアウト。
手に入れられないものを薦めては相手が入手できません。
そして力を入れなくても気持ちよく書けるという万年筆の美点が
必ず味わえるわけではない時点でもアウト。
「万年筆って書きやすい!」こう思ってもらえないと深みにはまってもらえません。
故障したときに修理もしくは交換ができそうにない時点でアウト。
愛用してもらえません。

今ならこの条件すべてかなえて、なおかつ「万年筆らしさ」も味わえる
Pilotのコクーンが一押しですね!
自分じゃ買いませんけどね(笑)
あ、試筆はしましたよー。
ピンクないからスルーするだけ。

じゃあ、どんな人ならこのCampo Marzioを薦められのか?
答え。
きれいな棒でしかなくても許容できるコレクター。
……ええ、私のことですよ、不本意ながら。
ああ、久しぶりに6色ペンケースに並んできれいだよっ!
(ちょっと自棄気味……)

 この記事へのコメント 

この記事へコメントする














(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

高瀬あずみ

Author:高瀬あずみ
関西在住。持ち物をピンクで揃えようと努力中。

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。