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 うちの茶縞はM600 

そもそも、2014年にペリカンのクラシックM205コニャックに使用する目的で
ペリカンEdelstein Amberインクを購入いたしました。
コニャックの発売をとても楽しみにしていたのですが、
いざ発売されて実物を眺めると「違うわ、これ」に。

色やデザインは本当に素敵なんです。
しかしM600ルビーレッドに慣れてしまった後だと、
M200のサイズはまず小さく、頼りない。
更に、わざわざペリカンの万年筆を購入するなら鉄ペンはいらないなあと。
お値段は釣り上がりますが金ペンなら行ってたかも?
別でサイズの合う金ニブを入手するという方法もないではないのですが、
ピンクでもない万年筆にそこまでする気はまったくありませんでした。
手配が面倒だし。

そうなるとAmberが浮くんです。
我が家では「軸色に合わせた色のインクを使う」というルールがございます。
ピンク軸には赤かピンクのインク。
赤軸には赤インク、オレンジ軸にはオレンジインク。
青軸には青インク、黒軸には黒かグレイ。
ちょっと変化球で白軸には青かグレイのインク。
透明軸には緑か紫のインク。
……じゃあ、それ以外の色のインクはどうなるの?
そう。我が家では茶系インクはペン難民なのでございます。
こんなに沢山万年筆があるのにねえ。

透明軸をもっと自由に使ってもいいのではないか
というご意見もあるかとは思いますが
透明軸には目で見て楽しいきれいな色を入れたい。
現状、我が家の透明軸は軒並み緑系インクを吸っています。
紫インクも難民化していると言っていいでしょう。

で、Amberはそのまま仕舞い込まれていました。
正直、忘れてました。
それが今年の夏、うっかり増えるパイロット色雫小瓶のために
インク棚を整理していると存在を主張するように落ちてたのです。
Amberは実に良い色。
できるならば使いたい。
でもAmberのために茶色の万年筆を購入するのはあまりに本末転倒の無茶なお話。
そもそも今、入手できる気に入る茶系軸万年筆なぞありませんでした。
でも使いたいしなぁ、どうしようかなぁ。

と、悩んでいると母が「こんなもの見つけたんだけど」
18cm四方の白い箱を持って参りました。
箱の中にはどこかで見覚えのあるペリカンの紙箱。
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その中にはインク瓶と万年筆とBP。
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見た瞬間、叫びました。
「私、これ使う!」

ペリカンの茶縞については趣味文などで読んでいて
ようやくM800に続いてM400が限定として発売されたというのは
なんとなく覚えていたのですが、
私の好みからいくといささか黄味の強さがひっかかり、
早い話、眼中になかったのです(笑)
それに私の手にはM800は大きすぎ、前述のコニャック同様M400は頼りない。
そうなるとM600しかありえないでないですか。
その上、他の限定茶縞に比べて黒味の多いこの茶縞は
ピンク愛好家の中の何かを揺さぶるものがありました。
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そう、私は悟ったのです。この茶縞こそ
「M600じゃなきゃヤダ」
「金ペンじゃなきゃヤダ」
「気に入った軸のペンじゃなきゃヤダ」
「納得できなきゃわざわざ買うのヤダ」
という私のヤダ条件をことごとくクリアさせて自分を使わせようとする
Amberの計らいだということを!

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保証書などから1999年に丸善130周年記念として
万年筆とBPのセットで500組限定発売されたもののよう。
その上、Fニブで未使用。
売ったら売れるとも一瞬思いましたが、
それよりAmberで使いたいという気持ちが上回りました。
使ってみると海外Fですからそれなりではありますが許容範囲の字幅。
もううちの子ですとも。
Amberも満足そうです。
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勘の良い方ならこのペンが「他力本願」に属するくせに
「万年筆(その他の色)」にカテゴリされていることに気づかれたかもしれません。
これから何本かそういうのが出てきます(笑)
天冠の画像を撮影しそびれましたがひとりっ子政策前でヒナは2羽。

ところで。
お揃いのBPにまったく用がないのです。
きれいだとは思いますとも。
しかしこれから先の記事にしていくつもりですが
BPが本当にやたら出てきてですねえ。
とてもじゃないけれどこのBPにまで手が回らない。
これだけでも需要ありますかね?

 そいつには仲間がいる 

モンブラン・マイスターシュテック149。
およそ私の好みから遠く離れた究極の仏壇万年筆。
記憶をたどると父から見せられた時は万年筆だけではなかったはず。
そして私の記憶は正しかったのだ!
……あまり嬉しくない。

ちゃっかりネームを入れられている兄弟。
DSC00554.jpg
BPとMP、サイズは149より2段階細いクラシック。
まあ149のサイズのBPとMPは「無い」んですけど。
ああ、「趣味文」vol.25ってばお役立ちだわ。

クラシックは正直サイズとしては私に合うサイズです。
見得張って(?)149にしなくたって、クラシックで十分じゃない?
せめて旧146(ル・グラン)サイズならまだ私の手でも使えるのに。

……とか、思っていたら出て来ましたさ。
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万年筆でもなく、BPでもないMP、つまりシャーペンが。
かっきりしっかりル・グラン・サイズで。
いや、そんな太いシャーペン、いらんだろ。
しかも芯が0.9mmとかどうすんのよ。
これはどうも2本目の149と同時期に入手した模様。

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149とル・グランMPとクラシックBPのトリオ。
同じテイストとはいえ、もっと統一感が欲しいですよ?

で、更に。
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画像では少し暗く写ってしまってわかりにくいですが、ボルドー軸です。BPです。
サイズはクラシック。
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他のBPやMPはツイスト式なのに、これだけキャップ式。
MADE IN GERMANYだから1990年以降のもので、個別番号刻印あり。
生憎、私の手持ちの資料にはそんな子、載ってません。
間違いなくモンブランでマイスターシュテックなんだけどな。

このボルドー軸BPだけは「使ってもいいかな」と思いました。
黒じゃないから?
サイズがクラシックだから?
毛色が変わっているから?
ただ父はこのボルドーを赤BPとして使用していたようなのですが、
私が使うなら黒でしか使わないからレフィル用意しないといけません。
そして使いどころがわかりません。

だから常々、実用なら三菱ジェットストリームで十分といってるし。
あれなら書きやすい上に失くしても泣かなくてすむしさ。
(仕事中、何度BPを失くしてきたか……)。
そして私のペンケースに入れたら、間違いなく浮きます。
だってピンクじゃないんだもん。
あ、万年筆用のペンケースになら入れてもそれほど違和感ないか。
違和感なくても結局確実に使わない予感しかしません。

天下のホワイトスターも、私にかかると無用の長物ばかり。
なのにこちらが悪い気がするのはどうしてでしょうねえ。
ああ、もったいない。




 149の困惑 

『他力本願』1回目を飾るのはやはりこれしかないでしょう。

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万年筆と言えばモンブラン、モンブランと言えば149。
すなわち、万年筆と言えば149(三段論法完成)。
たしかに「万年筆」と言われて思い浮かべる形なのは149かなあ。
愛用している人、憧れている人も多いようではあるし、
無駄のないフォルムは私から見ても美しくもある。
趣味じゃないだけで(笑)。

149については以前本人に見せびらかされていたので
所持していることは知っていました。
しかもネーム入りで「それはダサい」と思った記憶。
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とりあえず洗浄して洗浄……どれだけ汚れてるんだ!
大きな傷などもないので状態はかなり良い方かと。
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モンブランって、ニブにサイズ刻印がないんですね!
高価なものが多いんだからそれくらいちゃんとしていて欲しい。
ニブに刻印なくともペン芯にサイズ表記しているメーカーだってあるのに。
不親切だと思う、これは。

ただペン先を見ただけでも「これは太い」と分かります。
もしかしたら私には未知の領域であるBBかもしれない。
ただでさえ持て余してしまうほど149の軸は私には太い。
それなのに細字好きを嘲笑う極太ペン先とか、もう絶対使えないのは確実。
どうしたものかなあ。
根気よく磨いていけば刻印はたぶん消せるとは思うけれど。

とか軽く困惑しつつ他のペンの発掘やら洗浄やらに追われていると。
もう1本出てきた……!
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こちらは胴軸にBのシールが貼られているからBなんでしょう。
せめて、せめてMならばっ!
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父の文具管理を始めてから、
私はこれまでインク以外無縁だったモンブランの万年筆について
色々調べたりする必要に駆られて勉強中。
手放すにしても名前くらい分からないと困るし。
流し読みだった趣味文の記事を改めてちゃんと読んだり、
ネット検索したり。

で、双子のように見える2本の149だけれど、
双子ではなく明確に年の違う兄弟だと判明しました。

ネーム入りの方はクリップリングの刻印がW-GERMANYで個別番号なし。
ということは1990年以前のもの。
ニブは金銀2色のバイカラーで14C。
ペン芯はたぶんエボナイトで水平線あり。
ピストンガイドは樹脂製。
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つまり所謂「開高健モデル」にかなり近いのではないでしょうか。

Bシールありの方はクリップリングにGERMANY、個別番号あり。
ニブは金銀金のバイカラー、18K。
ペン芯はプラで、もうひとつより溝が長い。
ピストンガイドは金属製。そのせいかネーム入りより重量があり。
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つまり、こちらはほぼ現行品。

マニア観点からいくとネーム入りの方が値打ちがある、ことになるの???
どのみち私では持て余すこの2本。
どうしたものかなあ。
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MONTBLANC MEISTERSTCK No.149
MADE IN GERMNY
14c&18k
スペックは今更なので省略。


 黒子のバスケ×SAILOR 

他力本願の前に、これはどうしても書きたかった。
一ヶ月ほど前の週間少年ジャンプのカラーの広告ページで、私は目を疑った。
(高瀬はジャンプ毎週購読。広告ページまでがっつり読む)

『黒子のバスケ』とセーラーがコラボ。
iei.jp/kurokopenwj/

オフィシャル万年筆 特製インク付き限定各2000セット。
税抜き 19,800円。
主人公の黒子と火神にキセキの5人の計7人のイメージ万年筆。
プロフィットスタンダードをベースにしているようで
ペン先にはバスケットボールと各人の背番号が刻印。

翌週、もっと詳しい広告が載った。
そしてびっくりした。
この値段のくせにステンレスのペン先って!!!
うんまあコラボの契約金とか色々高いのかもしれないけれど。

知らない方のために一応書くと、
『黒子のバスケ』は週間少年ジャンプで連載していたバスケット漫画。
アニメにもなった人気作。
個性的なキャラ人気も高かった。

正直、「なんで今頃コラボなんだよ」と真っ先に思ったさ。
だって連載もアニメも終了してるし。
熱心なファンはもちろん多いだろうけれど。

そしてその熱心なファンには女子が多い。
女子向けならプロフィットじゃなくプロギア・スリムだろうっ!?
更に。火神と青峰と紫原、キャラ的に万年筆は絶対違うイメージ(ファンの方申し訳ない)。
赤司と緑間はいい。黄瀬はファッションとしてアリ。黒子もまあまだなんとか。

本当にセーラーは商売が下手だと思った。
女子相手に儲けるならパイロットのやってる、フリクションと刀剣乱舞コラボが正しい。
価格も気軽だし、今ならあっちが旬だし。
せめてプロフィットジュニアにして税抜き4800円にするとかさ…
そしたら2本買ってくれたりもしたと思うよ?


ちなみに高瀬は黒バスのファンではない。
連載は読んでたけど。
ついでに言うと刀剣乱舞のファンでもない。
ゲームやったことない。メインキャラの顔と名前分かるけど。
更に言うとオタクだけどBL趣味はない。

間違っても自分では買わないけど、誰かがくれると言うなら赤司一択。
キャラでは赤司が一番好みなんで。
軸色としてなら黄瀬、黒子のが趣味だけど。
まあ誰もくれないよね(笑)

そして心から安堵する。
ハイキューコラボなら踊っていた。
黒軸だろうと踊っていた。
オレンジキャップで踊っていた。
セーラーなら文句は無い。

でももっと言うならワールドトリガーとのコラボが良かった。
黒軸で銀トリムでシンプルにして、ニブの隊エンブレムだけが違う仕様。
うん、それで二宮隊のがあれば30000出しても後悔しないとも。

セーラーの選択は正しい。
私の懐は守られたのだ。




 久々の、あまりにも久々の。 

もはや誰からも忘れ去られているかもしれません。
ご無沙汰しております、高瀬です。

放置に次ぐ放置。あんまりです。
こういうブログって一度息切れすると続かないんですよね。
ネタ、ネタと誰に強制されたわけでもないのに自分から追い詰めてしまう。
単純に時間がかかりすぎるというのもあるんですが、
一番痛いのはネタ切れでございます。
文具全般に漫画小説の感想とかも取り入れようとはしましたが、
自分の意識下ではここはやはり万年筆ブログなんですね。
万年筆ブログであれば万年筆のネタがないと更新は本当に厳しい。

では今こうして久々の久々に更新しようとしているのはネタができたということなのか?
ある意味、イエス。
ブログお休み中ほとんど入手していない上に
小ネタ抱えたままPC3台逝きまして(泣)……安物はやはりあかんな。

でもまあ今回、ネタ入手したも同然なので更新意欲も湧いてきたのです。
実は父の文具全般を家族(母)公認の元、管理しはじめました。
当人が現状管理及び使用不能なため、色々整理も必要となったためです。
母はまったく興味の無い人なので。
まあ私は宝探し気分満載で趣味と実益を兼ねており、
気に入れば「自分のもの~♪」、手に余るものは売ってしまおうという気楽さでおります。

同好の士の皆様、抱え込んでないで使いましょう。
もちろんメンテは忘れずに!
連日文字通り手を汚しながら洗浄と軸研磨を繰り返す私との約束だよ!

うん、自分の趣味かどうかはともかくとして、予想外の予想以上のお宝がですねえ、
結構ひどい状態であちこちに隠されているんですけど!
ヨクモカゾクニナイショデコンナモノコンナニカクシテイヤガッタナ。ヒトノコトイエナイガ。
発見した保証書からまだ出てくると思われる……。


という訳で、これを「他力本願シリーズ」として更新していこうと思います。
で、その合間に高瀬の文具ネタも挟んでいく予定。
ひっそりこっそりゆっくり更新していきます。

ただ、愛用のデジ一が使用不可状態なためコンデジ撮影を試み……
文具撮影ってこんなに難しかったのかと愕然としております。
ベルちゃん、カムバック~!
撮影にはあまり期待しないでくださいね……。


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高瀬あずみ

Author:高瀬あずみ
関西在住。持ち物をピンクで揃えようと努力中。

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